【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜 (924レス)
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794: 2020/04/27(月)16:45 ID:ddejJR3e(1/7) AAS
「待って! お姉ちゃん!」
キンバリーがバーバラを止めた。
「ジェイコブ兄さんがキモいのは元々よ! 間違いなくこれはジェイコブ兄さんだわ!」

「だから殺すのよ、クソ妹」
バーバラは撃ち尽くしたマシンガンを捨てると、髪の中からバズーカ砲を取り出した。
「ずっとこのアホを殺したかったのよーオッホッホ!」

ドカンと一発大きいのが飛んで行った。
798: 2020/04/27(月)17:52 ID:ddejJR3e(2/7) AAS
そこへジャン・ウーから電話がかかって来た。

『こちら福山(酒鬼)雅治』

「こちら黒色悪夢」
メイファンが電話に出た。
「どうした? 酒鬼」

『黒色悪夢よ、今、チャンスじゃぞい』

「何?」
省4
799: 2020/04/27(月)17:59 ID:ddejJR3e(3/7) AAS
「ほっ?」

ジャン・ウーが気配に気づいて振り返ると、拳法着姿の小柄な初老の男がそこに立っていた。

「『黒色悪夢』の仲間じゃな?」
タオ・パイパイは低い声で言った。

「うんにゃ。ワシが黒色悪夢じゃよ」
ジャン・ウーは気丈夫に答えた。
「お主がタオ・パイパイじゃな?」

パイパイは鼻で嗤うと、背を向けた。
「帰れ、ワシにはジジイを殺す趣味はない。助けてやる」
省3
800: 2020/04/27(月)18:07 ID:ddejJR3e(4/7) AAS
ジャン・ウーは腰につけていた瓢箪の栓を開けると、中の酒をぐいぐいと飲んだ。

「プハー!」
いきなり酔っ払いモードに入ると、酔拳の型をとった。
「飲めば飲むほど強くなるぞいっ!」

「映画のような戯言を」
背中を向けたまま、タオ・パイパイは言った。
「酔八仙拳とはそのようなものではない」

「試してみるかの?」
ジャン・ウーは真っ赤な顔をしてニヤリと笑った。
「闘いの最中に敵に背を向けるとは何事かーーッ!」
省1
801: 2020/04/27(月)18:14 ID:ddejJR3e(5/7) AAS
手応えはあった。
タオ・パイパイの背骨は砕け、身体を支えられなくなって膝をつく……筈だった。

「……雑魚が!」

そう吐き捨てたタオ・パイパイの身体が急速に膨らみはじめる。
筋肉の山が隆起するように、地響きのような音とともにその身体はあっという間に2倍に膨れ上がった。

「ひょっ?」

天を仰いだジャン・ウーを巨大な影が包んだ。
巨大な二本の腕が降って来て、蚊を叩き潰すようにパチンという轟音を立てた。
省3
802: 2020/04/27(月)18:20 ID:ddejJR3e(6/7) AAS
タオ・パイパイはジャン・ウーのスマートフォンを拾い上げると、まだ回線の繋がっている電話口に向かって言った。

「黒色悪夢か」

『……』

「ここへやって来い。ワシとお前とで一騎討ちと行こうではないか」
803: 2020/04/27(月)18:36 ID:ddejJR3e(7/7) AAS
「……ララ」
電話を切ると、メイファンは言った。
「私の身体から出ろ」

「は?」
ララは甲高い声を出した。

「今回の敵は強大だ。死ぬかもしれん。出られるもんなら出て、ムーリンの身体にでも入っておけ」

「何言ってんの」
ララは笑いながら言った。
「私がいなかったら、あんたが傷ついた時、誰が治すのよ?」

「おいおい」
省10
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