【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜 (924レス)
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557: 2020/04/17(金)15:06 ID:83tzwoT/(3/3) AAS
「……ってわけには行かねーか」
そう言うと、優太はララの腰から手を離した。
「約束だもんな。『黒色悪夢』より先に俺がマルコムって奴倒したら、そん時にヤらせて貰うって」

優太はララをベッドに座らせた。
そしてはち切れそうな自分のモノを差し出す。

「?」
ララは涙と涎で濡れた顔で優太を見上げる。

「口でしゃぶってくれや」
優太は自分の指を口に出し入れしながら、風呂上がりでリップもつけていないのに桃色のララの唇を、反対側の親指でぷにぷにした。

ララは大きな瞳から涙をこぼし、ふるふると首を横に振った。
558: 2020/04/17(金)18:27 ID:OdXAQu+V(1/6) AAS
扉をノックする音がした。
返事も待たずに扉が開き、キンバリーが顔を覗かせる。

「ララちゃん……あっ! ……お邪魔さま〜」

キンバリーは口に手を当てて笑いながら、すぐに出て行こうとした。

「まままま待って! 助けて!」

ララが叫んだのでキンバリーはまた顔を覗かせた。
省3
559: 2020/04/17(金)18:29 ID:OdXAQu+V(2/6) AAS
途中中断された優太は不満顔だ。

「キンバリーさぁんあんあんあんあん!」

キンバリーにしがみついて泣いているララを横目に、優太は言った。

「俺……これ、収まんねーんだけど、どうしてくれる?」
優太はキンバリーにギンギンちんぽを突きつけた。
「キンバリーさんでもいいから、やらせてくんない?」
560: 2020/04/17(金)18:33 ID:OdXAQu+V(3/6) AAS
キンバリーは電話をかけた。
すぐに扉をノックする音がし、ケバケバしい化粧で顔を塗り固めた40代ぐらいのおばさんが入って来た。

おばさんはカタコトの日本語で言った。

「日本人好キヨ。若イワネ! さーびすスルヨ!」

優太は急激に萎びてしまったチンポを触りながら言った。

「チェンジ」
561: 2020/04/17(金)18:45 ID:OdXAQu+V(4/6) AAS
ララは優太を睨み、喚いた。
「レイプされた! 訴える!」

キンバリーがそれを訳すと、優太はキレた。

「ああ??!! テメー、めっちゃ気持ちよがってたじゃねーか!!! 気持ちいいことされて訴えるってどーゆーことよ???!! 女ってわかんねー!!」
562: 2020/04/17(金)19:35 ID:I2LUuoA7(4/4) AAS
(ララ、ふせろ!)
唐突にメイの声がしたのでサッとその場に座り込んだ。

「かっ・・・かぺ?」
優太は白目をむいて、泡を吹きながら膝を突きうつ伏せに倒れた。

「こ、これは・・・ジェイコブ・・・!?」
キンバリーも突然苦しみだした。

「キンバリーさん!?」
動揺するララにどこからともなく声が聞こえた。

「外したか。」
それはサムソンの声だった。彼は縄を解き天井に張り付いていたのだ
563: 2020/04/17(金)20:32 ID:fum5Xed9(3/3) AAS
「よくやったサムソン」
声の方を向くとそこには笑みを浮かべるヴェントゥスがいた。
「ヴェントゥス!?」
意外な人物の登場にララは驚愕した。
「…なぜここにいる、と言う顔をしているね。それは簡単さ」
ヴェントスは壁にかけられた絵画を持ち上げると裏側にハッチが現れた。

「このホテル、実は俺たちの所有物でもあってね。このように隠し扉や隠し部屋がたくさんあるんだ。なぜって?趣味さ」
564: 2020/04/17(金)20:55 ID:KoNgez27(1) AAS
ララの周りをサムソンやいつの間にかいるジェイコブが取り囲み拘束した。

ララ「離せ、ヴェントゥスっ!私をどうするつもりだ。」

ヴェントゥス「私は君を保護するために来た。君にはこの血生臭い世界は似合わない。」

ララ「信用できるか!」

ハリー・キャラハン「君はこの危険な所から逃げ出したくないの?中国に帰りたくないの?」
省2
565: 2020/04/17(金)23:55 ID:OdXAQu+V(5/6) AAS
「ララを舐めるなよ」と、ララの口が言った。

そう、メイファンの言う通り、ララこそがこの物語の真の主人公なのだ。

これはララが様々な災難に出くわしパニックになるための、みんなでララを弄んで遊ぶ物語なのである。
566: 2020/04/17(金)23:57 ID:OdXAQu+V(6/6) AAS
「真の主人公であるところのララさんが尻尾を巻いて国に帰るわけがねーだろうが!!!」メイファンは牙をむいて叫んだ。
567: 2020/04/18(土)02:30 ID:VrHdMGlo(1/11) AAS
タオ・パイパイ「四男の奴、遅いのぅ……。キンバリーの尻尾を掴めと言っただけじゃのに……」

ヒーミートゥ「私の占いでは、私の夫は死ぬと出ている」

タオ・パイパイ「まさかあの阿呆、1人で敵地に乗り込んで戦ったりしておらんじゃろうな……」
568: 2020/04/18(土)08:49 ID:9qQrRgz6(1/3) AAS
不意にドアが開いた。
「飛島ぁ、カシラが・・・、なんだてめえら、うちのモンに何してやがる!」
ヤクザの男は拳銃を抜いた。騒ぎを聞いた見回りの者たちも野次馬のように集まりだした。

「ヴェントゥス、ここは俺に任せて先に行ってくれ。奴らを止められるのは俺しかいない」
サムソンが前に出た。
「・・・サムソン・・・武運を祈る。」
ヴェントゥスはうなずいた。

「えっ私誘拐されるの?」
569: 2020/04/18(土)09:10 ID:swK8Cd3H(1/2) AAS
「うおー、中国神話だーっ」
ララは棒を振り回した。
「こら、暴れるな」
ジェイコブはララを押さえるのがやっとだ。
そこへハリー・キャラハンは飛び上がると、ララの顔面に勢いよく屁を吹きかけた。

「くさっ、目…に…染み…る」
ハリー・キャラハンはララを担ぐと、ヴェントゥスたちと共に隠し通路に入っていった。

殿のサムソンを残して。
570: 2020/04/18(土)09:11 ID:VrHdMGlo(2/11) AAS
集中モニター室で、兵藤直樹は全てを見ていた。

「逃がすと思いますか?」
兵藤は穏やかな細面に極道特有の無慈悲な殺気を浮かべた。
「台湾資本のホテルを私どもが使うわけがないでしょう。ここは日本資本の、しかも我が花山組の所有物だ」

そしてカメラが執拗に捉え続けるヴェントゥスとハリーを目で追いながら、無線で指示した。

「外へ出すな。殺せ。ララさんは保護しろ」
571: 2020/04/18(土)09:22 ID:VrHdMGlo(3/11) AAS
「さて」
侵入者の排除は精鋭の部下達とセキュリティーシステムに任せ、兵藤は皆を集めた会議室で話しはじめた。
「私達はタオ一家を絶滅させに台湾へやって来た。そろそろ行動を起こしましょう」

「敵の屋敷はわかってんだろ?」
飛島優太が貧乏揺すりをしながら言った。
「さっさと本拠地に乗り込めばいいじゃねーか」

「バカですか、君は」

「むぐっ!?」

「敵の巣に乗り込むのは相手に地の利があります。おまけに向こうには有名な『暴れ牛』がいる。そんな所へ無謀に突っ込めばどうなるか?」
兵藤は指を鳴らした。
省2
572: 2020/04/18(土)09:33 ID:VrHdMGlo(4/11) AAS
「いらっしゃい。タオ一家四男、サムソンくん」

部屋に連れ込まれたサムソンは、そこにキンバリーの姿を見つける。
「キム姉!」
非難するようにではなく、ただ信じられないといったように悲しげな声を上げた。

キンバリーは目を逸らす。

「やっぱりキム姉、僕らを裏切ってたの? なんだよ、僕らのこと『大好き』って言ってたのは芝居かよ?」

「臭い家族ドラマはやめてもらいましょう」
兵藤は言った。
「彼は『カメレオン・デブ』と呼ばれ、姿を消すのが得意らしい。もし逃がせば、このホテルに易々と潜入して来たように、
 今度は易々と逃げ、タオ・パイパイにキンバリーさんのことを報告するでしょう。ゆえに……」
省2
573: 2020/04/18(土)09:40 ID:VrHdMGlo(5/11) AAS
「はい! はい!」
優太が張り切って手を挙げた。
「やる、やる! 俺にやらせて?」

「茨木さん」
兵藤は優太を無視して茨木敬のほうを向いた。
「あなたの武勇伝はよく耳にしています。しかし何故か誰もあなたの喧嘩を見たことのある人間はいない」

茨木は顔色を変えることなく兵藤と目を合わせた。

「あなたが『ステゴロの鬼』だというのは私にとって『情報』でしかない。私はこの目で見たい、あなたの喧嘩の腕を」
兵藤は言った。
「今、この場で、サムソン・タオを殺して見せて貰えませんか」
574: 2020/04/18(土)09:50 ID:VrHdMGlo(6/11) AAS
キンバリーが急いで会議室を出て行こうとした。

「お待ちなさい」
兵藤が呼び止める。
「最期に弟さんと何かお話をしてあげてください」

「キム姉ちゃん……」
サムソンは情けない顔で姉に助けを求めた。
「……助けて」

「ブーちゃん」
キンバリーはサムソンに優しく微笑みかけた。
「あなたは実は私のほんとうの弟じゃないのよ」
省8
575: 2020/04/18(土)09:54 ID:VrHdMGlo(7/11) AAS
「これまた臭い家族ドラマでしたね」
兵藤がカタコトの中国語で言った。
「さぁ、出て行くのならご自由に」

キンバリーはサムソンから顔を背けると、辛そうな表情を手で隠しながら走り出て行った。

「さぁ、茨木さん、お願いします」
兵藤は拍手をしながら茨木に立つよう促した。
「銃は使わないでください。素手で、彼を殺して見せて頂きたい」
576: 2020/04/18(土)10:16 ID:swK8Cd3H(2/2) AAS
茨木は立ち上がり、サムソンを見てたじろいた。
(な、何がおかしい…?)
茨木と目が合ったサムソンは微笑んでいた。

「茨木さん、どうしました?」
兵藤が言った。
「いえ、何でもありません。」
茨木が微笑むサムソンに近づく。
(コイツ、今から殺される奴の目じゃねえ。気が狂ったのかそれとも…?)
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