[過去ログ] フランス語とドイツ語 (994レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
287: 名無しさん@3周年 04/05/16 03:43 AAS
>>285
Jean Nouvelは建築家
車を買った場合
nouvelle voiture はその人が新しく買った車(中古かもしれない)
voiture neuve はいわゆる新車(中古じゃない)
288(1): 名無しさん@3周年 04/05/16 04:36 AAS
フランス語の読み方は規則さえ覚えればすぐわかるんじゃないかな。
ただ読み方はわかっても in、en、an 全部「アン」で、実際声に出して
区別するのが難しい気がする。
でもフランス語はとにかく理論的で規則的なので、勉強してその規則が
わかりさえすれば、かなりわかりやすくて面白い言語だと思う。
その変わり、>>1のようにどっちが楽か、っていうならやっぱドイツ語っぽいな。
フランス語は覚えなきゃいけない活用形が多すぎるよ。
これが辛い。
とにかく勉強して基本を覚えなきゃいけない言語だと思う。
289(2): 名無しさん@3周年 04/05/16 09:49 AAS
>>288
ドイツ語やったことないだろ。
逆だよ。
発音規則は、ドイツ語の方が例外が少ないし、
基本的に覚えるべき活用は、ドイツ語の方が圧倒的に多い。
定冠詞・不定冠詞・否定冠詞・名詞を16通りに活用し、形容詞の活用は64通り、名詞の複数形の作り方は6通り。
勿論動詞が人称変化するうえに、中性形がある。
290: 名無しさん@3周年 04/05/16 09:58 AAS
>>289
>形容詞の活用は64通り
細かいツッコミで悪いが、65通りだよ。
名詞の性と数4×格変化4×冠詞の有無および種類3=64通り。
そして、述語として使用したときの無語尾活用が1つ。
64+1=65だ。
291: 名無しさん@3周年 04/05/16 11:02 AAS
英語を第一外国語として習い、第二外国語にフランス語を選択した人の陥りやすい罠。
●英語と比較してしまうため、フランス語がとても規則的・論理的な言語だと思ってしまう。
→実は、英語がメチャクチャなだけで、ドイツ語もスペイン語もイタリア語もロシア語もしっかりしている。フランス語の特徴ではない。
●動詞の人称変化があり、フランス語は変化のややこしい言語だと思ってしまう。
→実は、ヨーロッパ言語は人称変化するのが当たり前。フランス語の変化などスペイン語に比べれば非論理的(主語の省略ができないなど)。
●フランス語は時制の表現が発達しているため、時制の表現に長けた言語だと思ってしまう。
→スペイン語の時制表現の方が豊か。ロマンス系の言語では豊富な時制が当たり前。
●フランス語は前後のつながりをはっきり示す論理的な言語だと思ってしまう。
→格変化のあるドイツ語やロシア語の方が単語間の論理関係は明確である。
省1
292: 名無しさん@3周年 04/05/16 11:58 AAS
>>289
290に続いて細かいツッコミで恐縮だが、名詞や形容詞などの名詞類の
語形変化(屈折)は活用じゃなくて、曲用と言うべきでしょう。 活用は
動詞類のみ。 288は活用といっているが、確かに動詞だけの語形変化
ならばフランス語の方が多いだろうね。
293(3): 名無しさん@3周年 04/05/16 13:35 AAS
名詞のあらわれ方(基本的な形)
英語:冠詞+形容詞+名詞
フランス語:冠詞+名詞+形容詞
ドイツ語:(冠詞+冠詞語尾)+(形容詞+形容詞語尾)+(名詞+名詞語尾)
動詞のあらわれ方(基本的な形)
英語:動詞(三人称単数現在形だけs語尾)
フランス語:(動詞+活用語尾)
ドイツ語:(動詞+活用語尾+時々分離前綴り)
代名詞の現れ方(基本的な形)
英語:主格と目的格(再帰もあり)
省6
294: 名無しさん@3周年 04/05/16 13:46 AAS
関係代名詞のあらわれ方(基本的な形)
英語:人か物かどちらでもいいか(who, which, that)
フランス語:主語か目的語か(qui, que)
ドイツ語:男性か女性か中性か、主格か対格か与格か属格か(der, die, das, dessen, dem, den, welcher, welchemなど)
疑問のあらわれ方(基本的な形)
英語:be動詞なら動詞を前に、それ以外の動詞なら助動詞doを前に。
フランス語:平叙文と同じか、動詞を前に出すか、Est-ce queを前につけるか。
ドイツ語:動詞を前に出す。
比較・同等・最上級のあらわれ方(基本的な形)
英語:er、as...as、estを形容詞語尾につける。
省2
295: 名無しさん@3周年 04/05/16 16:13 AAS
>>293
英語の代名詞のところ、所有格(possessive)を忘れてるぞ。my,your,his,her,
their,our,等ちゃんとあるじゃん。
296: 名無しさん@3周年 04/05/16 16:59 AAS
>>293
my, your, hisなどは、代名詞の格変化じゃない。
所有形容詞ないしは所有冠詞。
だから、フランス語でもmonが入っていないし、ドイツ語でもmeinは入っていないのだろう。
注:ドイツ語の属格は例えばmeinerであり、meinではない。
I,-my-me-mineという覚え方が良くないんだな。 I-me(myself)と、myとmineはそれぞれ別のもの。
297: 296 04/05/16 17:07 AAS
ただ、補足すると
主格:I
目的格:me
強勢:me
再帰:myself
と考えることもできるだろう。
It's me.などというのは、強勢的な使用法であり、I enjoy myself.は再帰的だ。
英語は板違いなわけだが・・・
参考
フランス語
省11
298: 名無しさん@3周年 04/05/16 17:32 AAS
複数形のつくり方が、独は特徴的
英語とフランス語:名詞の後ろにsをつける。
ドイツ語:↓の通り
1無変化 der Onkel→die Onkel
2子音無辺かで母音がウムラウト der Vater→die Väter
3語尾にeをつける das Schiff→die Schiffe
4語尾にeをつけて母音ウムラウト die Hand→die Hände
5語尾にerをつける der Geist→die Geister
6語尾にerをつけて母音ウムラウトdas Haus→die Häuser
7語尾にenをつける der Mensch→die Menschen
省4
299: 名無しさん@3周年 04/05/16 19:13 AAS
英語が他のヨーロッパ語に比べて論理的でないと言われるのはどういう点ですか? 典型例などありましたら・・・。
300(1): その1 04/05/16 19:56 AAS
論理的でないというのは、ちょっとミスリーディングな言い方。
もしくは、シュライヒャー的な進化論的言語観から屈折語>膠着語>孤立語と見た時の捉えかた。
正確には、英語は「簡素化」されているというべき。
たとえば、英語のthe big stoneは、「大きな石」(無変化)であり、文法的要素をまったく明示していないといえる。
The big stone is..と言えば、これは主語であり、I have the big stone.といえば、目的語であるとわかるが、
これは「語順(統語)」があって初めてthe big stoneの文法的働きがわかることになる(孤立語)。
これに対してドイツ語の場合は、 der grosse Steinは、「大きな石”は”」という意味であって、文章に入る前から文法的要素を明示している。
「大きな石”を”」といいたければ、den grossen Steinでり、「大きな石”に”」なら、dem grossen Stein、
「大きな石”の”」はdes grossen Steinsである(屈折語)。
日本語の場合は、「大きな石」については不変であるが、「は」、「を」、「に」、「の」を付けることにより、
省6
301(1): その2・完 04/05/16 20:05 AAS
語順によって初めて文法性を明示するヨーロッパ言語は、何も英語だけではない。
たとえば、フランス語も単複・性以外(すなわち格)は、単語の形態によって判別することはできない。
英語が非論理的であるというのは、正しい言い方ではない。
他方で、英語は「不規則」な言語であるとならいえるかもしれない。
たとえば、日本語の動詞はその終止形が「u」の音で終る。
フランス語の場合は殆ど「er(irなどの例外あり)」で、ドイツ語の場合は殆ど「en(ern, elnなどの例外あり)」で終る。
そして、日本語の不規則活用(変格活用)は、サ変・カ変だけであり、フランス語・ドイツ語においても頻出語以外は、
ほとんど規則的に変化する。しかし、英語の動詞は、その見た目から動詞であると判断しづらく、さらに不規則変化が多い。
実際上は、格変化を失い、統語にその文法性を求める点においては、英語もフランス語も(イタリア語もスペイン語も)そう大差ない。
ドイツ語・オランダ語(性を一つ失っているが)・ロシア語・アラビア語等は、形態における文法性の高い言語である。
省4
302: 名無しさん@3周年 04/05/16 21:16 AAS
>>300-301
わーお。ありがとうございます。
英語が簡素化された言語という説明には納得です。
その意味では、最初に学習すべき外国語としてはそれほど悪くないのかもしれませんね。
いや、不規則変化や語彙数を考えるとそうでもないのか。
303: 名無しさん@3周年 04/05/17 11:34 AAS
AA省
304(2): 名無しさん@3周年 04/05/17 13:30 AAS
人間の短期集中力はさほど長く続かないため、言語における情報伝達の構造は自ずと限られてくる。
よって、言語における情報伝達構造は以下の三通りしかない。
1、相手の集中力が切れる前に、重要な情報を伝えてしまう。
2、重要でない情報から伝え、徐々に相手の集中力を高め、相手が集中して聞く準備が出来た頃に、重要な情報を伝える。
3、最初に重要な情報を一つ入れ、あとはリラックスさせておいて、最後に集中力が復活した時点で、再び重要な情報を伝える。
1〜3のどの方法で情報を伝えるかのコンセンサスがあれば、聞き手は無意識のうちに緊張したり緩和したりして、
情報を聞き逃さないようにすることができる。
1は、英語、フランス語、中国語など。2は、日本語、韓国語など。3は、ドイツ語、オランダ語などが採用している。
一般に外国語の聞き取りが苦手とされるのは、発音の差異というよりも、集中すべきところで無意識に集中できないから。
重要情報さえ聞き逃さなければ、文章の全体の流れはつかめる。
305: 名無しさん@3周年 04/05/18 01:06 AAS
興味深い分析、ありがとうございました。
面白いな、これ。
306: 名無しさん@3周年 04/05/18 08:59 AAS
うん、これは面白い。thx
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 688 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.154s*