[過去ログ] 【震電改】日本航空機開発史改竄編【流星艦戦】 (976レス)
1-

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
745: 2015/05/10(日)21:01 ID:EmHwANfr(2/3) AAS
若かりし佐貫先生の論文が読めたから、>>743での疑問が「多少は」解けた。
 外部リンク:ci.nii.ac.jp

PDF2頁目、「単独プロペラの推進効率はもはや極限値に達した」とある。
翼厚を薄くする手法は、ジュラルミン等の材料を使うにせよ、6%を下回れないこと。
「翼幅 bを現在以上狹める事も彊度附性上許されない」との記載が読める。
そして、この後、先生はNACA4412を用いた実験結果を紹介する。

> プロペラ設計に際し、ピッチ分布以外には瞹味な決定因子多く
> 一々の設計も任意に流れ、系統的データとなる事少いので、或る一定の慓準翼が望ましい。
> 金屬プロペラの標準としては、米國4412系統が我國に於て一般に行はれて居る

> 別にこれに捕はれる必要はなく將來進展性を有するパラメータを含み、且幾何學的に相似な形状を容易に複製出來るものがよい
> 例へば筆者は在來のプロペラ翼を整理して、翼幅比を抛物線、翼厚比を双曲線の一分技、
> ピッチ直徑比を半徑の或羃で與へて居る。兎に角かうするだけで、製圖、強度計算、工作、試驗結果の鑿理が極めて容易になつた
標準翼は、【NACA4412】が最適だったのか、例えばRAF32がいいのか、ゲッチンゲン431がいいのか、等の議論がないまま、
「単独プロペラの推進効率はもはや極限値」と判断してる、可能性が高い。
「NACA翼型プロペラの推進効率はもはや極限値」という意味では、全くその通り、なのだろうが。
CLmaxが大で、かつL/D比も大きく取れる翼型がプロペラに大事というなら、NACA441xが最優良ではない。
 外部リンク:www.airfoildb.com[]=351&id[]=818&chord=6.5

主翼の翼端の形状設計で言えば、【翼厚比9%】程度のNACAシリーズを採用することは普通だ。
「(プロペラ)効率は75%半徑翼厚比1 %減する毎に大約1.5%増加」と佐貫先生記載してるから、
NACA4409でプロペラを作ったとすれば、翼厚比3%分 → プロペラ効率+4.5%に該当。
零戦のプロペラは、75%半徑翼厚比が12%(NACA4412)である、と断定できる資料は見つかっていないものの、
当時の標準翼であるなら、ペラ効率(76%)の改善の余地はあった。
1-
あと 231 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.229s*