【震電改】日本航空機開発史改竄編【流星艦戦】

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709: 2015/05/02(土)14:56 ID:FDjJDWpI(1) AA×
>>702

709:  [sage] 2015/05/02(土) 14:56:05.31 ID:FDjJDWpI

昭和14年「高速機ニ関スル研究(第6号) ｢主翼ノ部｣(其ノ2)」における
（空技廠）科学部が書いたレポート（アジ歴 Ref. A03032272100）。
各種NACAレポートから計算し、NACA4桁Modified シリーズの以下の翼型を風洞実験した模様だ。
0.9 2 12-33, 0.9 2 12-34, 0.9 2 12-35,
0.9 4 12-33, 0.9 4 12-34, 0.9 4 12-35,

折り畳み脚を収納するため、翼厚12％のままでは厳しい、との個人的推論のため、翼厚13％に変更して
　→ 折り畳み脚を押し込むためには、翼弦3ｍ強に設計変更の必要がある）
JavaFoilで >>702と同様の操作で解析（翼弦3m、翼面荷重120の飛行機前提）すると、
◆NACA(0.9)213-33
　・maxCL → 0.887@AoA11.5　（NACA2315の場合 1.301@AoA16.0）
　・CD値@CL0.153 → 0.00986@AoA0.875　（NACA2315の場合 0.01044）
◆NACA(0.9)413-33
　・maxCL → 0.868@AoA11.0　（NACA2315の場合 1.301@AoA16.0）
　・CD値@CL0.153 → 0.00983@AoA0.75　（NACA2315の場合 0.01044）
NACA4桁シリーズの理論で最適値を探そうとすると、ここらが限界なのか？

96陸攻などで採用された、「古典的な」RAF32翼型を使った場合の数値は
◆RAF32（翼弦3m、翼面荷重120の飛行機前提）
　・maxCL → 1.406@AoA13.0　（NACA2315の場合 1.301@AoA16.0）
　・CD値@CL0.153 → 0.00595@AoA-4.225　（NACA2315の場合 0.01044）　★43％改善

ちなみに、RAF32は、1940年前後の日本の模型飛行機の参考書（例 「模型航空機の設計：原愛次郎・浅海一男」)に
作図用座標が収録され、かつ翼型性能の曲線が掲載されてるぐらいの、【古典的な】翼型。
とはいえ、RAF、特に20番台は、シュナイダー杯で英国３連勝をもたらした超優秀翼型。
NACA４桁シリーズとか層流翼とかの研究に走る前に、
既存の翼型のベストは何か、を突き詰めて研究した方が、実は性能向上につながったのかも･･･　断言はしないが。

参考例。翼厚比15でこのCD出せるなら、ドイツの技術は世界イチィィィ（笑）
◆Horten t/c15%, f/c 5%翼（Ho229を開発したホルテン兄弟の翼型理論。元々はグライダー用？）
　・maxCL → 1.392@AoA20.0　（NACA2315の場合 1.301@AoA16.0）
　・CD値@CL0.153 → 0.00476@AoA-0.35　（NACA2315の場合 0.01044）　★54％改善

http://peace.5ch.net/test/read.cgi/army/1393248944/709

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