[過去ログ] 【震電改】日本航空機開発史改竄編【流星艦戦】 (976レス)
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505(1): 2015/03/27(金)19:43 ID:klTnnj/0(1/2) AAS
さて、ファウラーフラップさえあれば着陸速度を120km/hまで
抑えられるという妄言も論破しておこう。
ファウラーフラップは、つまるところフラップが翼後縁がらはみ出した分だけ
翼面積を増やすのと同じ効果をもつ。
仮に11平米の主翼の後縁から、主翼面積の半分近い5平米のフラップを
引き出したとしよう。
(もちろん、こんな大面積をフラップにあてたら
主翼の強度や搭載量やその他もろもろ非現実的な設計になるが、
それはおいといて)
主翼面積16平米で、全備重量2.5トン前後となると、
Bf109Eに近い。でもって前縁スラットもついてるBf109Eの着陸速度は150〜160km/hだ。
もうひとつの参考例として、研三は親子式のスロッテッドフラップ。
現実性のある設計として11平米の主翼で可能な限りの高揚力装置をつけて、
それでも着陸速度は「155 km/hにまで抑えられたが、層流翼故の失速の早さに備え、
170 km/hで接地を行うようにした」(by Wikipedia)
つまり、高翼面荷重でひたすら速度を出す「現実的な」設計なら、
「栄雷電11平米」の着陸速度はせいぜい160km/h程度にしか抑えられない。
欧米の陸上機なら、それくらい問題にならないだろうけど、
日本海軍機としては、少なくとも艦上戦闘機としては、
まず受け入れられないだろうな。
あと前縁スラットは、高AOAで失速をふせぐ役にはたつけど、
揚力そのものを増やしてくれるわけではない。
たとえばFi156は着陸直前に機首上げして急減速して、
地面にたたきつけるけるようにして短距離で着陸することができる
(あの長い主脚柱は、その衝撃を吸収するためにある)
けど、「栄雷電11平米」を艦載化したら、
降下率が高い&アプローチ速度が160km/h以上という、
一番の困難さは解消しない。
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